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やきとりがスゴイ

やきとり

必食グルメ「やきとり」って?

寒河江のグルメで絶対に外せないのが「やきとり」。今やこれを目的に観光客がやってくるほどの名物となりました。全国的な「やきとり」は鶏肉ですが、寒河江の「やきとり」は、豚モツを中心としたもの。しかも、ひと串の大きさが尋常じゃないほど大きい上に、150円程度とコスパが抜群にいいのが特徴です。寒河江の「やきとり」発祥の店ともいわれる、超人気店「さらや」の大将である皿谷啓一さんは、「北海道や九州でも、豚肉を『やきとり』って呼んでる地域はあるみたいだよ。串に刺してあれば、なんでも『やきとり』になんのさ」と話します。

鮮度のよさが、おいしさの秘訣

「さらや」の創業は、昭和30年(1955)。皿谷さんは、「おれの叔父さんが初代なんだけど、満州から引き揚げてきてしばらくブラブラしてたらしいんだ。それで『ここで何かやれ』って言われて、始めたのがやきとりだったんだね。叔父さんは山形のお店に修行に行って、そのお店が豚モツを出す店だったんだよ。叔父さんのお師匠さんは、浅草のモツ焼きの店で修行したみたいで、それを山形に持ってきたんだね」と教えてくれました。寒河江には食肉処理場があり、新鮮なモツが手に入ったのも、商いの成功を後押ししました。「当時は自転車にバケツ積んで、それに新鮮なモツを入れて持って帰って来たもんです。今みたいに衛生面が厳しくなかったから」と言って、皿谷さんは笑います。

店のたたずまいがスゴイ。

「さらや」は開店直後から、すぐに人気店になりました。「この場所がすごくよかった。諸官庁があって、当時はバスか汽車通勤でしょ。みんなここを通っていくんだけど、汽車まで時間があると、時間つぶすのに飲んでいくんだよね。べろべろにならないように、3杯までって決めててさ。今は全然何杯でも飲んでってほしいんだけんども(笑)」。 さらに皿谷さんに寒河江のやきとりの大きさの秘密を聞くと「25年前にさ、隣に4階建てのビルを建てたんだよね。で、やきとりを今までと同じ大きさで出したら『小さくなった』って絶対言われるだろうな、と思って。それで、逆に大きくしてやったの(笑)。そしたら、ほかのお店も大きくしたから、寒河江のは大きくなっていったんだよ」。

「さらや」で、ぜひ食べてほしいメニューを皿谷さんに聞くと「レバー焼きが自慢。レバー食べられない人でも食べられるようになるって言われるねぇ。自分でもほれぼれするくらいジューシーでおいしい。創業時から継ぎ足してきた秘伝のタレで食べてほしいね」と話します。また、独特の作り方をしている「豚足」もおすすめです。「うちでは、全部煮て皮を剥いで、その後野菜と塩で味付けする。骨の髄まで食べられるよ」と。 さぁ、今夜は、昭和の時代から続くいぶし銀のごとき雰囲気の中、極上の「やきとり」で乾杯しませんか。

そのスゴさをムービーで。

スゴイやきとり屋。

焼きとり こいこい
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